ブラッキーという名前は、エリック・クラプトンが「相棒」「右腕に等しい」とまで呼んだギターの愛称からつけられました。素敵なパートナーと出会えますように、という繁殖ボランティアさんの思いが詰まっています。

2014年6月20日金曜日

ブラッキーと過ごす最後の金曜日

明日からは梅雨前線の影響で大荒れ予報の九州地方です。今日はブラッキーを知る方と会ってお別れのご挨拶をしてきました。私と同じくらいブラッキーを思って、応援してくれる人達がいてくださるのは、私の大きな支えになります。楽しそうなブラッキーの笑顔がたくさん見られて幸せな気分になりました。
願わくば、ブラッキーが協会に帰った時に『捨てられた』って悲しく思わないで欲しい。仲間たちと一緒にドキドキしながら過ごせるといいな。先日の見学会にイエティが出たとき、お互いに認識していたから、きっと犬舎に帰っても、「あ、イエティの臭い」「あ、知ってる臭い!」って寂しくないよね。
ちびがここに入ったわん
あれ?いないわんね〜

 あ、あんにゃところに!
 見つかった!
のび〜〜
こりゃ!
 かぷかぷ
こりゃ、出てくるにゃっ!

 部屋ではボール遊びをよくします。ボールを投げて持ってくる、また投げる。私が目をつぶって手を差し出して待っていると、そこへ顔を持ってきてくれます。何度も何度も。目を閉じたまま触れると、毛の感じや暖かい体がより一層優しく感じます。
私はブラッキーを見ようと思ったら、目を開ければ見えます。でも、視覚障がいの方はそうはいかない。まぶたを開いても、こすっても見えない。
私の手に顔を近づけて存在を教えてくれる優しい優しいブラッキーが、誰かを元気にする役に立つのなら、私が寂しいのは我慢しなくちゃ。
ブラッキーが私にくれた楽しくて、幸せな時間が消えることはないのだから、ね。

ブラッキー、本当に本当にありがとう。あなたはとっても優しかった。

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